たまのおと

あまりにも映えない日々。

釣り掘にいったがだめだめだった話

タイトルで落ちているのであまり書く必要もないのだが、写真すらほぼなく映えなすぎたのでこうして記事にして成仏させようという。

昨日の土曜日の夜のこと

日曜日に旦那とわたしの休みが重なったので、息子を連れてどこかにいこうかという話になった。

以前近くの湖で釣りをしている人を散歩しながらみつけたのを思い出し、釣りやってみない?

といってみると、普段ヒキコモリがちなわたしが外にでて遊びにいくのはいいことだとしは快諾した。

でも釣りをいきなりやるのはかなり高ハードルである。

わたしも主人も同じ田舎の出身だが、釣りをやったのなんて小学生の頃遊びでやったくらいなので知識も準備もなにもない。

普段みているYouTuberの影響で、ダイソーに安い釣竿がある程度の知識しかなかった。

そんなガチな感じでやるつもりもなく、 調べてみると車で30分程度の場所に釣り堀があるらしい。

 釣った魚をその場でバーベキューにしてたべるコースもあるらしく、初心者一家にはうってつけだった。 そこに決めることにし、さっそく予約した。

そして今朝、一家揃って釣り堀に向かう。
 わたしは昔やっていたノッポさんとゴンタくんのノッポさんのような帽子をかぶっていたので、いかにも釣りします!って感じだなって浮かれていたのだが あとでトイレで鏡をみるとガタイがいいのでゴンタくんのほうにシルエットがそっくりだった。 

 釣り堀につくと駐車場は車でいっぱいだった。
 そこまで広くないところだが団体客もきているようで、魚のいる池は釣り糸だらけだった。
 池のまわりではすでにニジマスを釣り上げている人が何人かいた。
 わたしたちも餌と釣竿をもらい、さっそく釣りにはいった。 餌をつけるのに慣れずなかなか苦労した。 わたしはうまくつけられず指をいためたりした。 いい感じだ。
 釣れたら魚は買取なので釣れ過ぎたらどうしよー><と無駄な心配をしていた。

そして数十分後…。 


 釣れる気がしねえ!! 
 びっくりするほど釣れない! え?まじで?

 周りをみると小学生くらいの子ですらばんばん釣り上げている。
 主人のほうをみると主人の竿も魚はちっとも食いついていないようだった。
 夫婦間に微妙な空気が流れているのだが3歳児の息子からしたらそこは察せないようであり

 「ねえ!おさかなつれないの?」 
「おさかなつってよー!」 
とまわりで騒ぎ始めた。 

  「わ…わかったから。釣ってあげるから。」 と主人もこまりきっていたが、魚はかるく糸をひいてみても釣れる気配はなかった。

それから1時間経過。 


 どちらともなく
「帰ろうか…」「うん」という空気になった。
 周りは魚を釣った人たちが焼いた匂いが漂っていたがうちのバケツは空っぽだった。

魚ないのにバーベキューしてもしょうがないな…と意気消沈し、バーベキューセットの代金数百円だけ払ってでようとお店の人に話すことにした。

 お店の人に事情を説明すると 「え!?釣れなかったんですか!?」 とかなり驚いていた。 
そりゃ驚くわな…2時間近く粘ってゼロだし。


うちの一家の雰囲気がわかりやすいほど"しょんぼり"感が漂っていたらしく
お店の人が魚うちで用意しますか?とか一緒に釣りましょうか?などと優しく言ってくれたが 単純につかれてしまったので
「予約した分のお金だけお支払いして帰ります…」と伝えると 
 料金はサービスいたしますのでまた遊びにきてくださいと言ってくれた。 
お店の人が悪いわけではなく、わたしら夫婦に絶望的にセンスがないだけだったのでほんとに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。 

 くやしいので是非またリベンジにきたいとは思う。
その後ラーメンをたべにいったり大きい公園にいったりしてしょんぼり感は薄れたが あの周りで釣れてるのに自分たちだけ釣れていない絶望感はなかなかこなければわからないものであった。

 魚1匹すらどうにもならないので人生は思い通りにいくはずがないという教訓めいたことも考えたが単純に下手だったという話である。

 映える写真も全然なかったので、こういう写真にも残らないこぼれ話でも書いていこうかと思う。